外観

開業、33年目の大改修でした。
従来の診療に加えて歯科の先端治療も行えるオペ室の増設と整理が着かなくなっていた受付待合まわりを今回リニューアルすることになりました。歯科医院の設計は住宅の設計と比べるとより機能性を重視して設計をしなくてはなりません。診療時間中も無駄な動きとならないように動線や視線のレイアウトを十分に練ったプランが必須です。ものの置き場所や整理の仕方もこの方針に基づいて不足がないよう十分に練り上げなくてはなりません。その意味では機械の設計に通じるものがあります。つまり、徹底して合理的でなくてはならないのです。スムーズで無駄のない動線や配置ができることで、結果として患者さんへの「診療の質」が高まることにつながりますから手が抜けません。

一方、患者さんに取って機能的設計だけが前面に出ているような医院では安らぎは感じられないでしょう。治療を受ける側としてはできれば心穏やかに診療を受けたいものです。今回のリニュ ーアルでは使い手側にとっては扱い慣れた道具のように機能的でありつつも、機械的(機能的)な冷たさが感じられないように、また高度医療を行う場にふさわしい洗練された内装を提案しています。

稲田歯科 → http://inadashika.com/docs/clinic/

  DATA
竣工:2015.06
構造:RC造4階建ての改修
施工:日本海建興株式会社

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