生活環境を考えるとどうしても中心市街地に住みたいと探し始めて出会った土地。 そこは東側が道路に面し、三方が隣家に囲まれた奥行きが深く細長い敷地でした。 南北面が狭く東西面が長いという南面採光の取りづらい敷地で、設計者泣かせの土地です。 基本設計の間ご家族の様子を観察していると食事の準備中もそれぞれがくつろいでいる間も一人ひとりが自分の好きなことをして別々のことをしていても何となく同じ場所で一緒(一所)に繋がっている。そんな家族の家はどんなだろう、といろいろファミリー空間のプランを試行してみました。本計画では、西側にある家庭菜園につながったLDK空間が一人ひとりが違った行為をしていても家族として一体になることが できる空間づくりを目指しました。