公園の利用者の誰もが使って「気持ちがよい安らぎの空間」と感じられる公共トイレとはどんなものでしょう。
臭い、汚い、暗い3Kと呼ばれる、いつもの公共トイレには絶対にしたくない。女性にとってはトイレ内でのプライバシーが守られ、かつ防犯に対する安心も感じられる空間であること。そして公園の特徴ともいえる豊かな外部の緑化空間を室内に取り込む工夫をして内部空間が外部とつながる気持ちのよい開放感も演出したい。
トイレとしてのプライバシーも守られていて、かつ開放感もあるという相矛盾する条件を克服したいとチャレンジした小品です。
県産の立山杉を屋根架構材として使うことなど従来にないアイデアを用いて設計をいたしました。今回の計画に深く理解をしていただいた発注者に心から感謝申し上げます。
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