黒部市国際文化センターコラーレの近くで工事が進められていた歯科診療所がこの6月にオープンしました。 すべての診療室が個室として計画され、患者さんのプライバシーに配慮したプランとなっています。平面計画は効率的かつ機能的でスムーズな動線となるよう、練りに練って計画されました。一方、患者さんにとっては診療への信頼や安心感、清潔感などが感じられる空間構成をどのようなアイデアで創り出すかが大きなテーマでした。今回、コートハウスのように待合い空間や個室診療室がそれぞれ中庭を持つようにしてあり、外部環境に煩わされない落ち着きと開放感が感じられるような空間構成としました。街中から少し離れて広々とした周辺環境のなかで、大きな庇のある水平線の強調された外観デザインの歯科診療所となりました。